修正依頼でイラっとくる話し
「資料の数字をXXからXXに直してください」
先週のある日、メールでやってきた修正依頼。いつもであれば素直に応じるのだが、今回はそれができなかった*1。さてどうしたものか。私はこんなにイラつきやすい人だったっけ?いや違う。きっと相手の言動に原因があるはずだ、と考えた。
そこで今回は、自分の感情を正しく理解し、今後私が他の人に対して同じようなことを思わせないためにも、ブログで整理してみた。
まずは、ブレスト感覚でイライラの原因となる候補をざっと挙げてみよう。
<原因の候補>
A)正式な成果物ではない
B)本来であれば相手が作るべき成果物
C)修正内容が非常に簡単であり誰でもできる
D)修正に至った原因がこちらの責任ではなく、相手側の都合
E)それでいて連絡がメールのみ
F)メールのトーンがが命令口調
ざっと6コぐらい挙げることができた。それでは内容を吟味していきたい。
A)正式な成果物ではない
B)本来であれば相手が作るべき成果物
今回の成果物は、相手がさらにその先の顧客に出すための成果物であり、本来であれば私が作るべきものではなかった。そもそもの出発地点に疑問を感じていたのだ*2。上記は、対象成果物の位置づけに関する話しである。
C)修正内容が非常に簡単であり誰でもできる
D)修正に至った原因がこちらの責任ではなく、相手側の都合のとき
メールを受け取ったときに即座に思ったのは、「自分で直せや!」である。例えば、修正方法が非常に複雑でこちら側でしかでないできないのであればわかる。また、修正に至る原因がこちらの作業ミスであれば、気持ちの折り合いもつけれるが、そういうわけでもない。。。なおこれらは、修正背景と難易度ということができる。
E)それでいて連絡がメールのみ
F)メールのトーンがが命令口調
別に電話が欲しい、とか、謙ったトーンのメールが欲しいわけではないが、E、Fの状況を鑑みるに、本人はそう思っていなかったとしても、相手を軽視しているようなメッセージを与える。要するに伝え方の問題。
ここまでざっと見てきてが、ポイントは3つに集約できそうだ。
■相手をイラつかせる可能性のある3つのポイント
- 修正対象の属性
- 修正に至った経緯
- 修正の依頼方法
相手に修正依頼をする際、この3点に対して気を使えば十分なのだろうか?私は違うと考える。このケースがすべてが悪い方向に当てはまってもイライラしないケースもある。それは、相手との関係性の状態と今後の方向性である。例えば、これから相手と関係性を構築しようするフェーズであったり、ギブ&テイクの関係が成り立っている場合は、イラつきはしない。そう、今回の相手はテイク多めの人だったのである。
4.相手との関係性(NEW)
結局のところ、イラつく or イラつかないの分水域は相手との関係性が大きく影響をする。つまり、どんな内容であったとしても、相手に対してテイクが多めであった場合、何をお願いしたとしても相手はイラつく可能性が高い。
今回この文章を書いていて、自分が相手をイラつかせないための結論は、「もっと丁寧に依頼しよう」を想像していた。しかし、整理してみると、相手との関係性が大きな影響を与えることがわかった。相手との関係性を相手から見たときにどういう関係性なのか?を正しく理解しないと、相手をイラつかせてしまう可能性が高いので、注意していく必要がある。
今日の教訓「相手との関係性がすべてを決める」