Public Memo For Me

プライベートなメモ帳だけど、公開することで理性を保つ

PMOが重宝する存在になるには?

開発メンバとしてアサインされていたとき、PMOは非常に煙たい存在だった。紆余曲折あり、煙たい存在であるPMOとして仕事がメインとなった。勿論、当時思っていたこと(つまり煙たがれることは)非常に多い。逆にすごいフレンドリーに接してくれる人もいる。これを私の中で重宝する人と呼んでいる。
 
今回は、PMOから見てどういう人が重宝されるのか?、私の経験を基に話していきたい。当時の自分に対する苦言である。ちなみに、PMOから重宝されるようになると、「タスクがふってくるだけでは?」と思う人はいるかもしれない。実際そんなことはなく、PMOに重宝されると得られる効能として、
 ・不要なタスクを削ってくれる
 ・課題や問題解決に力を貸してくれる
 ・鮮度の高い情報を手に入れることができる
 
 
がある。当時の自分にもし会えるのであれば、仕事を潤滑に進めるために、ぜひとも重宝される立場にぜひなっておくように伝えたい。それでは、PMOから見てこういう行動が非常に喜ぶ(=仕事ができるやつ)と思い込む規範 や行動を3つ紹介する
 

 

1.管理表を欠かさず更新する
Excelで管理していてもツール(RedmineTrac)で管理していても、率先して更新をしてくれる人は、体感として10%もいない。各管理表が更新されていないと、状況を見誤り、嘘の報告をPMOからPMに挙げてしまい、誤った判断が下されてしまう。PMOは、何となく使っている管理表に命を懸けているので、それを一緒に育ててくれる人(つまり更新をする人)は本当に頼もしい存在なのである。
 
2.要望があるときは、他チームの影響も使える
自チームの要望や要求をまっすぐにしてくる人。まぁふつーにいます。大手ベンダーにいけばいくほど、この傾向は高くなる印象です。本来はPMOの仕事なのかもしれませんが、PMOは全体を俯瞰する存在なので、システムの仕様や詳細な設計を把握できていないケースが多い。なので、自分たちの主張と他チームの影響を添えてくれると、その内容をとっかかりに他チームへの調整ができるので非常にありがたい。
 
3.遅延報告は定量的に、そしてリカバリプランとセットで
特にスケジュールで遅延が発生したケース。割と遅延報告をしないチームもいるがそれは論外。あと「遅れています」と、どの程度遅れているか言わない人。正確な規模感は誰にも分らないのはわかるが、遅延が1日なのか1週間なのか1カ月なのかで打ち手が変わるので、程度は量的に報告してほしい。
あと、「XX日遅延しています」と遅延報告だけする人。どのようにリカバリするのかを言及してくれないと、考えているのか考えていないのかわからない。別に考えられていないのであれば素直にいってほしい。言ってくれれば一緒になって考えることもでき他チームへの調整もできる。ただ、本当はリカバリプランも持っていてほしい。(リカバリプランは思うところがあるので、次の記事で書きます)
 
 
若手の人だと3は難しいかもしれないが、1は誰でもできると思うし、本当に毎回欠かさず更新してくれると、本当に助かる。(たとえ書いてる内容が多少ずれていたとしても)文章をゼロから書くのって結構しんどくて、PMOが更新しなきゃってなるときは(PMOがポンコツともいえるが)、更新量が半端ないことになる。なので、少しでも文章が書いてあると、省エネで更新ができるので本当にありがたい。
 
気持ち一つでできることが多いので、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか?