Public Memo For Me

プライベートなメモ帳だけど、公開することで理性を保つ

放送大学、入学【出会い編】

仕事にマンネリを覚えてきたので、新しいことを始めようと思い、放送大学に入学することにした。どれだけ続けることができるかわからなかったので、選科履修生としての入学である。まずは放送大学と出会うまでを【出会い編】で書いて、【決断編】で決めた理由とどんな科目を取ることにしたのか、を書いていく。

この回は【出会い編】だ。

もともと社会人3年目ぐらいから、大学院に入ってコンピュータサイエンスを学びたい、という願望があった。いろんな人に推薦状まで書いてもらって*1試験に合格をしたのだが、結局仕事を辞める勇気が出ずに断念した。

それから時が過ぎ、30歳も中盤に差し掛かろうとしたときに、再び勉強したい欲が沸いてきた。そうした思いを抱えながらネットを徘徊していると、働きながら通える大学院を見つけた。北陸先端科学技術大学の東京社会人コース*2である。学べる内容を見てみると、MOT(技術経営)と聞き慣れない単語があった。

調べてみると*3、技術を軸にしてどのように経営を回していくか、という内容が学べそうだということが分かったが、イマイチ興味がわかない。MBAと比べるとカッコよさも格段に下がるという印象をもってしまい、チャレンジする気力がなくなってしまった。

そして私はなぜか、MBAを取りたいのではないかと勘違いをする。MBAが取得できるところで働きながら通えるところを調べてみると、「グロービズ」や「一橋大学」、「BBT大学院」がひっかかった。そして、HPやパンフレットを読み込み始めた。そこには、卒業生たちの活躍っぷりや授業を受けたことによる体験談があり、それをを読んでいると、かっこいいぞ、と思うようになってきた。

意を決してどこかに入ろうかと思い、必要書類や見てたところ推薦状の文字が。。。いやいや軽い気持ちで知らないことを勉強したいのに、職場の上司や同僚に推薦状を書いてもらわないといけないのかー、という気持ちになった。そして私を踏みとどまらせたのは、学費である。一橋大学は年間50万円程度だが、それ以外の大学は年間100万円かかるのである。

イロイロな阻害要因の中で、「そもそも私はなぜ大学院に行きたいと思ったのだろうか?」という根源的な問いに立ち返ることにした。考えた抜いた結果*4、私が大学院で得たいものは、論文を書けるようになりたい、であることがわかった。MBAとかどうでもいい、知的生産できるようになりたいという欲望が根源にあったのである。

なので、論文が書けるように指導をしてもらえればいいので、別に大学院じゃなくてもいいじゃん!と思うようになった。まぁとはいえ、安くかつ推薦状のいらない大学、及び大学院はないかなぁと思い、ネットサーフィン*5をしていたところ、は発見したのが、放送大学なのである。

次へ続く。

*1:推薦状を書いてくださった先生、本当にごめんなさい

*2:https://www.jaist.ac.jp/satellite/sate/

*3:あまりしっかり調べていないので、間違っていたら指摘ください

*4:本当にいろんな視点で考えたのだが、それを書き始めると長くなるので割愛する

*5:死語かな?

ベストセラー本を避けている理由

本棚を整理していて、所謂「ベストセラー本」がないなぁと感じ、無意識的に避けていることに気がついた。20代の頃はバカみたいに買っては積読してブックオフへというサイクルを繰り返していたのに、どうして変わってしまったのか、言語化してみようと思う。

まずはベストセラー本とは何か?を定義しておきたい。ここで定義するベストセラー本は、売れた本というわけではなく、以下特徴を有している本のことをいう。

<ベストセラー本の定義>

  • タイトルが煽り口調(ex.○○だけをしなさない)
  • 著者が元○○系(ex.元マッキンゼーとか外資コンサルとか)
  • 成功を売り物にしている


なぜ読まなくなったのだろうか?

第一に「生存者バイアスが強すぎる」である。ベストセラー本にありがちな構成として、最初に自分の実績を述べた後に、実績を手に入れたための習慣がツラツラと書かれていることが多い。すべてが成功をするために必要な習慣と言わんばかりに書かれているが、因果関係がイマイチわからないし、むしろ逆なのでないかと思うことがしばしばある。成功したらすべからく正義、という書きっぷりに違和感を覚えた。

次に「それ、他の誰かもいっているよね?」である。そのよいと言われる習慣、他の人も実践をしてるし、あなただけの専売特許ではないのではと思ってしまう。特に元○○系の本は、異口同音のケースが散見され*1、改めてわざわざ読む意味がないように感じた。

最後に「成功って何?」である。こう言ったベストセラー系の本特有なのは、みんなが同意しやすい軸、つまりお金をいっぱい持っているであったりよい役職であることを成功の定義としていることが多い。細かい設定に違いはあれど、どれを読んでも大体同じ内容になっていることが多い。

ここまで書いたように、ベストセラー本が定義する成功を得るための「習慣」が知りたいのであれば、「夢をかなえるゾウ」を読んでおけば十分である*2


夢をかなえるゾウ1

夢をかなえるゾウ1


30代中盤にして思う。個人として面白味が出てくるのは、ベストセラー本を読まなくなった頃からだと思う。何が言いたいのかというと、余人には代えがたい存在こそ、個人としての面白味を有している状態である。つまり、よい習慣や能力は身に付けていて当然であり、そこからどうやってあなたらしさを獲得するのか?その獲得のための方法として、人とは違う本を読むことにある*3

このことに気づくことができるかが、社会人としての第二関門*4だと思う今日この頃である。

*1:裏を返すとそれだけ同じ会社の人の本を読んだという証左でもあるが

*2:私は1と2しか読んでないけどね

*3:勿論、他の人と違う仕事をすることでも同じ効能を得ることができる

*4:第一関門の話しはまだ今度に

読書メモ:自分の中に毒を持て

自分の中に毒を持て<新装版>

自分の中に毒を持て<新装版>

私のアイコン、岡本太郎先生の作品を使わせてもらっており*1、それぐらい先生の作品に魅せられている一人です。ただ、この本を読もうと思ったのは、岡本太郎先生が好きだから、ではなく、赤い装丁に惹かれて購入したら、先生の本だった。

*1:岡本太郎記念館で撮った写真だったと記憶

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