Public Memo For Me

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森会長の後任は誰が適切か?

森さんの後任に川淵さんになることがほぼ確定的である。ツイッタラーランドでは、中高年男性から中高年男性へ変わることに対してネガティブな意見が散見されたが少し違和感を持ったので、書き留めておく。

今回の問題の発端は、森さんのジェンダーに対する固定的な価値観の押し付け発言である。この問題は大きく2つに大別できる。

 1.ジェンダーに対する固定的な価値観を持っていること.
 2.心の中で思っていることを発言してしまったこと.

1については、「個人の思想、主義」に依るところもあり、エビデンスもなく真っ向から否定することは、それ自体が固定的な価値観の押し付けになるので、脊髄反射的には否定はしないように心がけていた。仮にエビデンスがあったとしても、一方的な価値観(ここでいうところの男性と女性は変わらないや変わる)の押し付けは、多様性を排することに繋がりかねない。なので、永遠のテーマとして緩やかに議論をし続ける類のものであると考えている。

次に2について。まぁこれはなんというか、制御が効かなかったんだろうなぁという印象。今の社会潮流を考えると、こういった発言をすると問題になることは大概の人は予見でき、また、森さん自体も冷静であれば予見できたと考える。つまり、この発言をしたときに、彼の精神状態は少し興奮状態にあり、制御の効かない状態になっていたのだろう、と想像する。アンガーマネジメント、大切。

さてさて話しを戻し、誰が後任として適切か、について考えていきたい。ここでの主張は、適切な人であれば誰でもいい、である。ただ、ツイッタラーランドで見た中高年男性から中高年男性に変わっただけだ、という表層的な批判はつまらない。ただ、このまま川淵さんに変わることに違和感がある。違和感の根源には、後任選考のプロセスが、ブラックボックス化されており、誰もトレースできない点にある。

このコロナ禍において、会長に求められる能力や役割は何か?をまずは明らかにすべきではないか。また今回は思想性が今の世間に合わなったことを考えると、同じ思想性を持っていないことは、何かしらで担保しておきたい。その上で候補者を絞り混み、論理的にある程度世間も含めた納得感を醸成すべきではなかろうか。(醸成が無理だとしても説明はすべき)今の進め方は、どこか問題の早期収束を前提に、全てをうやむやにしてしまえ、的な見え方になっているのは残念である。

ただ個人的には川淵さんで十分である思うが、意思決定のプロセスを開示いただけないと、上記のような懸念、疑念は拭えない。